9月議会…栄保育所を廃園する議案の説明がありました。
「議会に出す時は、事前に伝える…」と担当から話しがあったのに…保護者も職員も唖然。
どうして約束を破るやり方ばかりするのでしょう?
理屈の通らないことをどうしてごり押しするのでしょう?
理不尽なことが多すぎます。
川西市市内には、今、9つの公立保育所と5つの民間認可園があります。その内、市役所周辺に5つの公立園、3つの民間園があります。乳児保育や延長保育などの特別保育もそこに集中しています。
清和台やけやき坂、美山台・丸山台という地域には、保育所がありません。100名以上のこども達が、他地域の保育所へ通っています。ですから、保育所入所をあきらめている方々もたくさんあります。
本来なら、保育所の無い、待機児童の多い地域に新しい保育所を建てるのが、当たり前ではないでしょうか?
この、4月1日時点でも70名のこども達が待機、保育所に入れて居ない実態があります。
今回の民間園建設は、保育所密集地域にまた建設をするというものです。でも、認可をとるために、密集地の保育所をつぶさなければ、民間の誘致は出来ません。
どうして?
まして、その誘致する土地は、旧桜ヶ丘幼稚園がある土地。川西市の介護の拠点である包括支援センターがある建物。まだまだ、使える建物を税金を1900万円使って解体。用途変更で、1100万円の補助金を国に返すことになります。
そのために、包括支援センターは、ふれあいプラザに引越。そのために、教育情報センターは民間のパルティかわにしに移転。
もしかしたら、パルティかわにしの空き部屋対策かもわかりませんが、税金を千万の単位で、どんどん投入をしています。
国の建設のための補助金約7500万円も使わないまま・・・。
この中央部には、ほとんど待機児童も居ません。
なぜ、この地に民間園の建設?
理解できません。
川西市の子育て施策はどうなっているのでしょう?
税金の使い方は納得が出来ません。
民間園の建設だけ、点でみていたら、良い施策でしょうか。
教育情報センターだけ、点でみていたら、良い施策でしょう。
でも、面で、川西市の税金の使い方や施策をみると、なんて、もったいない、不条理な施策であることがみえてきます。
そんな施策に、こども達が振り回される・・・そのことに、大きな憤りを感じます。
私は保育士の時、こども達にうそを言ってはいけない・・・と伝えてきました。弱い立場、少数の立場の意見をどう生かすか・・・もし、自分がその立場だったら・・・と伝え続けてきました。相手が強ければみんなで、力を合わせて頑張ろうね・・・と伝えてきました。
だから、川西市のやり方が許せません。
闇討ちのようなやり方、説明会をした・・・という既成事実だけを重ねて、「誠意のあるやりかた」だとする進め方を許せません。
権力、力があれば、なんでもできる。その傲慢さに、怒りを感じます。
どんなこどもに育ってほしいのか。そのことがためされるのです。
私達大人の責任、しっかり果たさなければ・・・。
写真は、保育所の時に創った人形です。
これから、この街で、どんなこどもを育てていきますか?
すべてのこどもが幸せになるように、私達大人にできることは・・・?
手をつなぐこと。
分断を持って入ることは、許しません。
自分のこどもを守る・・・隣のこどもを守る・・・だから、意見をのべる保護者や市民の方々がいるのです。
もの言わぬ、小さな命の代弁者に私はなりたい・・・切に思います。