山形県酒田市に行ってきました^-^)v
2月4日(水)から5日(木)、山形県酒田市、寒河江(さがえ・・・さくらんぼで有名)に視察。
「県立病院」と「市立病院」の統合再編・・・「独立行政法人化」をした「病院」の行政視察。その後、酒田市の議員さんと懇談をさせていただいて、病院の見学まで・・・。
翌日、「寒河江地区クリーンセンター(灰溶融炉のごみ焼却場の視察)」・・・ということも知らせてあったので、「酒田市のごみ焼却場もどうぞ・・・」と勧めていただいて、説明・見学をさせていただきました。
2ヶ所の予定が3ヶ所の視察になりましたが、良い勉強になりました。
私達の生活の中の大切な病院。
「財政」の問題はとても大切なこと・・・でも、今、本当にその議論だけで進めていって良いのか?特に、いのちに関わることについては・・・と考えざるをえない。
「経営」ということだけで、推し進めて良いのか?
地域医療をまもっていくべき自治体病院。
全国の自治体病院が、その岐路に立たされている。
お医者さんがいないから・・・。
不採算(赤字)だから・・・。
しかたがない・・・では、すまされない。
国の悪政のツケを住民に回さないでほしい。
そもそも、自治体病院は、「赤字覚悟」の小児科・産科・救急などの役割を果たすところ。
地域医療の拠点である。
議会の議決を必要としないことが、良いのか?
病院の中にパン屋さんができて甘い良いにおい。
コンビニができる・・・便利・・・だけで良いのか?
字のごとく「独立」
市から病院が消えました・・・その一言の重み。
ちょうど、今、堤未果さんの「ルポ 貧困大国アメリカ」を読んでいるが、「国家」とは?を考え、「社会保障を民営化させてはならない。」ということばの重み。
私達は、どうしていきたいのか?
どうなりたいのか?
そのことを口に出していかなければならない。
私達のくらしは、関心がなくとも政治と関わっている。
そして医師、職員のモチベーションの高い病院を目指すべきだとも思います(もちろん経営健全化も目標として)。
警察署、消防署と同じくらいに公営、民営問わず医療施設は大切な存在であり、国及び地方自治体が主導していかねばならないと思います。みんなが安心して健康的な生活を営むために、真の公共性が病院には本来あると思うのです。
小児科医、産婦人科医を目指す若者が少ないのも、現状の医療分野の実態を反映しているようですね。
病院の問題が荒れる事により、老人施設まで連鎖しているように感じます。
不況だからといって病院が減って言い訳がありません。