映画 「靖国」
映画「靖国」を観て、一番感じたのは・・・なぜ、この映画がそんなに騒がれたのだろう・・・?そんなに過激でもなく、淡々と刀鍛冶師の製作過程を映しながら、8月15日の「靖国神社」での出来事をドキュメントとして映している・・・映画。
逆に、この映画に対して圧力をかけることの方が恐ろしい・・・と感じた。もっと過激だとか、反「靖国」だとか、小泉首相の「靖国」参拝を批判したものなら理解もするが・・・。
思想・信条は犯されない・・・憲法に保障されている。
小泉首相は、この言葉を使い、首相としてではなく私人として参拝している・・・としているが、本当に憲法を語るのならば、まさに、今、法律を変えて「国歌」「国旗」を強制することと相反する。憲法を遵守するのならば、「法律」で、強制すべきではない。
憲法違反の法律といわざるをえない。
この国の歴史(真実)を学び、総括し、反省することが大切。本当に国際社会で活動しようとするならば、国民として、「侵略戦争」を反省し、加害者としての反省をするべきなのだ。
世界で、唯一「原子爆弾」を落とされた国としての総括も必要である。
地球規模で、平和や「核兵器廃絶」にむけての流れが明らかになっている時に、この国がどちらを向いていくのか・・・私達は、自分の意見を持っていくことが問われていくのだ。