クレジット・サラ金(ーー;)
一般質問のふたつめは・・・
改正貸金業法「総量規制」の情報提供と対応について
①情報の周知徹底について
②消費者教育のあり方について
聞きました。
2006年(H18年)改正貸金業法が改定され、来年2010年(H22年)6月までに完全施行されます。
グレーゾーン金利を撤廃し、出資法の上限金利を引き下げる、不当な取立てなどへの罰則強化など金利体系の適正化や貸金業者の業務の適正化などがはじまっていますが、いよいよ完全施行にむけて、個人の借入れ総額が原則年収等の3分の1に制限されるなどの「総量規制」がはじまります。
もともと多重債務者をなくすことを目的とされ、法律が改定されましたが、今現在もサラリーマン金融、クレジットなどを多数利用している方はたくさん居られます。しかし、住民に必要な法律の改定内容や情報がなかなか伝わって居ません。
「借り入れ総額が年収の3分の1までに」「借り入れ時、専業主婦(夫)は配偶者の同意が必要に」など「改正貸金業法」が来年6月には完全実施、前倒しも含めて早まる可能性もあります。
そこで、市として今回の「総量規制」でどのようなことを危惧されているかについて、そのための対応策についてを聞き、対応するように質問しました。
借りる場所がなくなって、ヤミ金がまた巾をきかせるかもしれないこと。「過払い金」を含む債務整理において専門家(弁護士・司法書士)が相談者本位に考えない場合があることなど危惧されることもあるので、行政がしっかりと相談にのってくれること。
信用のあるところにつなぐことが大切。
「公務労働」というのは、市民の立場に立ち切ることが大切!
「総量規制」の情報をしっかりと住民に、職員に周知徹底させること。
何より、借金にたよらない生活ができるようにすること。
借金せずにすむような社会にすること・・・これが大切。
今年、9月から「消費者庁」ができましたから、企業のための法律ではなく、消費者中心の社会になっていくように、一元的な相談窓口の設置・拡充が求められます。
こども達への「消費者教育」も大切です。
「おこずかい帳」をつけて、お金の使い方を身につけること。収支のバランスはとても大切なこと。
また、「無理心中」に巻き込まれないように、親が「おかしい」「あぶない」と知る・気付くことも大切です。
「困っている」など相談できる場所や大人が必要です。
川西市は、多重債務の経験者が集う「クレジット・サラ金被害者の会・・・全国組織」の中の大阪の「いちょうの会」や尼崎の「明日をひらく会」を紹介されています。
私がこの間ずっとお世話になっている「ひらく会」は、なぜ、お金を借りてしまったのか?自らの生活を振り返り、本当の自立した生活を送ることができるように、「過払い」の請求や借金の返済も相談をしながら、自らががんばるところ。
その方達をささえる方々も被害者の方々。
もちろん、専門家もいますが・・・。
ほとんど毎月行なわれている「楽語会」は、自らの体験を語る場なので、苦しみや悲しさが伝わってきます。でも、ポツポツと語ると元気になります。
楽しく語る会・・・と言われますが、私は「語ることで、楽になる会」と実感しています。
今日は、「明日をひらく会」の会報に川西市役所の消費生活センターで紹介された方が、今「債務整理」をしている・・・と報告があり、とても嬉しく思っています。
人間は弱い者・・・失敗もする。だから、支えあいながら、「人間らしい生活」を自らが取り戻すところが必要。
誰かにやってもらうのではなく、自らが温かい人の輪の中で見守られながら、自分自身で、がんばるところ。
もちろん、弁護士さんや司法書士さんもいる。
でも、辛い経験をしたからこそ、寄り添ってくれる方が強い味方。
人間って捨てたもんやない・・・生きてて良いんや・・・と感じることができる。
だから、私は「楽語会」を楽しみにしている。
生きることにしがみつくことがとても良い(^^)
この間、ヤミ金相手に裁判をしたきた仲間もたくさん居るよ・・・。
ひとりぼっちじゃない。
これが合言葉(^0^)
黒田自身も相談にのりますから・・・ご連絡を(^^)