福島県庁から・・・仮設住宅(浪江町の方が入居中)・・・お話しを聴いて
7月12日(木)
ポツポツ雨が落ちていたけれど
むこうの空から明るくなってきてるかなぁ・・・
今朝は福島県庁からのスタートです
1、震災がれきの状況について
2、除染の状況について
3、避難の状況について
それぞれの担当部署から資料を見ながらお話しを聴きました
改めて東日本大震災が未曾有の大災害であったことを再認識しましたが
それ以上に「放射能汚染」という大きな壁が復興を妨げている・・・という事実と向いあったことです
岩手県や宮城県は「大津波・大地震」への復興で前へすすんでいる
しかし
福島県は「放射能汚染」の問題で進まない・・・という事実です
「震災がれき」の問題でもいろいろ取沙汰をされているけれど
「最終処分地」が未定である
「中間貯蔵場所」も決まらない
結局・・・前へ進まないのです
それぞれの自治体は県も市も町も何とか前へ進めたい
残念ながら「国」が進めない
「国」が進まない
除染は少しずつ進んでいる
でも除染はその場所から取り除くだけ・・・
「放射性物質」は消えない・・・なくならない現実
個人の家からでた「がれき」も敷地内に置いておくだけ・・・
前へ進めない・・・のだ
「原発」は人類と共存などできるはずがない
「もしも」がこれ・・・なのだ
なぜもっともっと報道しない?
いつも被害を被るのは住民なのだ
その被害もないがしろにされないだろうか?
午後から福島市内の仮設住宅へ行かせていただく
日本共産党の福島市議
ちょうど一緒になった河内長野市議等と共に・・・
集会所にたくさんの方が寄ってくださった
「浪江にいつ帰れるのか?」
「誰が答えてくれるのか?」
「目標を持ちたい」
「励みになるものがほしい」
怒りと憤り
不安といらだち
市街地から離れた仮設住宅
1日バス3便
買い物は週に3回車で売りに来る・・・
玄関横に台所(水道)
仮設の外には水道がない
部屋の窓は腰が高くて逃げられない
火事の時どうする?
外に水道をつけてほしい・・・と頼んだら
「仮設だから・・・」と言われた
「誰が金を出すのか?」と言われた
この仮設に移って1年
いつまで住むのか?
仮設じゃないのか?
どうして我々に「金」の話しをする?
我々は被害者じゃないのか・・・
こども達が描いてくれた絵
あまりにも殺風景な建物に
「浪江町」を描いてくれた
毎朝
自治会の面々が安否確認に行く
この集会所で話しをする
ほしいのは希望
あと何年たったらこうなる・・・という見通し
何も情報がない
もうすぐ盆が来る
墓参りにも行けやしない
亡くなった方は墓にも入れない
壊れた墓はそのまま・・・
いったい
どうしたらいいんや?
誰か答えてくれ・・・
重い言葉の連続
でも伝えなければ・・・
あまりにも温度差のある報道ばかりだから
大飯原発を再稼働した
俺達は何なんだ?
なぜ・・・本格稼働ができるのか?
我々に責任もとれないのになぜ?
被災者に重くのしかかる消費税をなぜ増税するのか?
我々はいったい何なんだ?
いままで4回家を見に行った
家の中から外が見えるくらい壊れてきている
動物が我が物顔で荒らしているよ
どうしたらいい?
あの爆発の前に戻してくれよ
今・・・私にできることは聴いたことを伝えること
できるだけたくさんの人に見たことを伝えること
今回は福島だっただけ・・・
もしも?
大飯原発をはじめ
福井の原発は20km圏内に琵琶湖
川西市は80km
いつ自分がまきこまれてもおかしくない状況の中で日常をおくっている私達
もしも・・・があれば私達の日常などひとたまりもない
誰も責任を取れない
結論を出せない
(書き込み遅くなってごめんなさい。写真も一杯あるので追々アップ・書き込みしますね。もちろん報告会も行います。)