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市としてやるべきことをやる!市民の協働と参画で「ごみの減量化」は進む!「有料化のための有料化はいらない」☆反対討論NO2

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4、川西市がまずやるべきことを実行するべきということです。

平成25年6~7月に行われた「ごみステーション排出実態調査」で明らかなように、大型ごみの中に19.28%、約2割も「リュース可能な大型ごみ」が混入している課題が明らかになっています。原因は「分別の間違った認識」と特徴付けられています。大型ごみ適正排出は96.46%と高いけれど、この資源化・分別がキチンとできるだけで「一人・1日8.69g減量できる」と分析されています。

総ごみ量のわずか10.3%分の「燃やさないごみ」「有害ごみ」「ビン」「大型ごみ」の4種だけで「ひとり1日9.67g」約10gの減量を進めることができるという分析結果です。 

まずは、市が「これらの排出実態調査」の結果を市民に知らせ、分別のあり方を再確認し、ごみの減量を呼びかけるべきです。

安易に急いで「ごみの有料化」を決め・進めてしまうのではなく、「ごみの減量化」にむけて、「十分な情報提供」をし、住民の知恵と力を貸していただいて「ごみステーションやごみ当番の課題などを含め、総合的なごみ処理のあり方と減量化」を進めていくべきです。

自治体がやらなければならないことをやらず、市民に有料化・負担ありきで進めるやり方は大問題です。総ごみ量の84%が「可燃ごみ」ですから、「紙の分別」「水切り」を進めるなど一般ごみの出し方を工夫することこそ必要なことはいうまでもありません。

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5,自治体本来の業務を責務とするべきことについてです。

この間、厚生常任委員会でも明らかにしたように、「大型ごみ」の有料化は、高齢者や障がい者世帯、単身者世帯に大きな負担増となります。「ほうき1本、傘1本」でも300円、600円とお金を払わなければなりません。(傘10本とかゴルフクラブセットなどまとめる恩恵を受けません。)集合住宅やマンション、狭わいな道路沿いのお宅では、結局「運ぶ手間暇は同じ、全く「便利」にはならず、電話予約をして、「お金」を払ってシールを買ってシールを貼って「手間暇」「負担」だけが増えることになります。低所得の方への減免などの手立ても「線引き」をすれば必ず不公平が起こります。

「有料化」によって「公平」どころかより「不公平」が助長されるようなことは絶対にしてはなりません。

猪名川上流広域ごみ処理センターへの費用負担の小さい10kg80円の「持ち込みごみ」。「持ち込みごみ」の割合が川西市が他町に比べて60%弱という低い数字を見ても、「持ち込みごみ」の「事業系」と「家庭系」での割合を比べても、他町の方が、3~5倍以上と高い値になっているのも地理的にも距離的にも処理センターまで持っていけない川西市民・・・そして現在、川西市民が「安心して今の収集体制」で大型ごみを出している証拠、満足度が高い証拠といえます。

近隣の市町では、「猪名川町では立ち会えない場合だけシールを貼る」、「伊丹市ではシールなどもありません」経費をできるだけ減らす、市民の手間暇をかけさせない努力をされています。

大型ごみの料金収入だけ見ても、「猪名川町では平成25年度で176万円、伊丹市では同年427万円」人口規模が違いますから一概に言えないまでも、川西市の「料金収入予定1400万円」が見込めるとは思えません。7年前よりごみが減り、有料化金額も低くなっている中で、前回同様の1400万円の根拠がわかりません。

まして、「大型ごみを半減(1250t・ひとり1日21gの減)する予定」とされていますが、1400万円イコール分の1250tの大型ごみが毎年排出されるとも考えられません。

「有料化に係る経費」は7年前700万円と言っていたものが1200万円になっています。3人の雇用で614万円。受付・ネット予約システムに200万円など受付業務に

851万円、シール販売手数料などに350万円。消費税が増税されれば経費が増えます。「収入はプラスになる」と豪語なさっていますが、信憑性に欠くと思われます。

このような拙速な進め方をする市が「赤字だから有料化をやめる」とは思えません。赤字になれば、「大型ごみの値上げや基準を見直し厳しくする」「一般ごみの有料化」「民営化への糸口」などに派生していく可能性も危惧しています。

新たに今回「ごみの分析結果」も調査されてより課題が見えてきました。

だからこそ、一番の本意「ごみの減量化」を進めるためにも、市民の方が今も落ちている傘など拾って自宅に保管して次のごみの日に出す。「無料」だからこそできる地域ボランティアに水を差す必要は絶対にありません。

ごみを拙速に「有料化ありき」で進めるのではなく、まずは川西市が、市としてやるべきことをやることが第一義です。そして市民の想いや願いを真摯に受け止めて「総合的な川西市のごみ減量・処理政策」こそ進めていくべきです。

最後に「大型ごみの有料化による効果」の中にある「他市町からの大型ごみの流入防止」についてです。市としてキチンと調査し、証拠や数字が明らかになっているわけではありません。そのようなことが言われながらでも調査すらしていません。不確かな情報を理由として掲げるなど近隣市町の住民に大変失礼な話しです。このような根拠は「今度は川西市の有料化の最高額が900円で安いから」という理由で使われることになります。

兵庫県下でも「有料化」せず、ごみの減量にがんばっている川西市、このブランド施策をなくすことはやめるべきだとだと強く申し上げてこの道理のない「大型ごみの有料化」条例改定への反対討論とします。

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by kurodamichi | 2015-06-29 18:56 | Trackback | Comments(2)
Commented by 賢史(*^o^*) at 2015-06-30 07:16 x
詳しい資料ですね。作成されて、分析されて住民の思いや願いの実現に頑張って下さいね。(^O^)
Commented by kurodamichi at 2015-06-30 21:51
 情報公開もしているので・・・もっと調査をして「有料化に道理がないことをもっと示していきたいと考えています。
 いろいろありませが、市民の願いを裏切ってはいけません!
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川西市議会議員   黒田みち    活動報告と日常 & つぶやき          (^ー^) (^0^) (^ー^)


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