新聞を見て驚きました。
川西市ではじめての民間認可園の裁判結果が朝日新聞22日付けに取り上げられています。
「給食が県の栄養給与目標を満たしていなくとも、職員がこどもの胸ぐらを掴んだり、つねったのも不適切な保育とは言えない…と原告の請求を棄却した~」との記事を読んで、なんてひどい神戸地方裁判所の判決…と涙がでました。
2002年、4月開園の民間保育所で起こったこと・・・議員になってすぐに、県・市・保護者が参加する会に同席しました。それが、11月のこと。
7ヶ月もの間に行われていたことが保護者の口から語られるとポロポロと涙がこぼれました。
こどもをたたく・・・
水分がたりていない・・・
食事の量がたりていない・・・などなど。
ひどい・・・
泣きながら訴えるお母さん。怒りにふるえるお父さん。
職員が数十人もやめ、保育士資格のない者が保育にあたり、その人数も足りていなかった。
食事の量は、規定量を大きく満たしていない日が続いた。その間、新聞でも報道をされました。
11月の会の後、はじめて県の強制監査が入り、指導が行われましたが、その後も職員が何人やめていったか・・・。緊急で、公立園に転所した子も。
翌年には、たくさんのこども達が転園しました。
公立保育所の所長をしていた方が園長として指導に入られました。
こんな思いは、自分達のこどもだけで十分。二度とこんなことを起こしてはならない・・・と保育所を相手に裁判をおこされました。
入所決定を行なった川西市も責任を問われていました。
事実として、「たたく、つねる」「食事量も足りていない」ことは認められながら、違法な権利侵害ではない・・・。
なんて、判決でしょうか。
こどもの権利を守る・・・誰が守るのでしょう。誰が守れるのでしょう。泣き寝入りはあんまりです。
子育ての責任・・・私は、この判決を不当だと思っています。
これからの行方も見守りたいと考えています。