栄保育所の廃園…反対6…賛成多数で可決(-"-;)
今日は、9月定例議会の最終日。
本会議が終わりました。
市立栄保育所の廃園に関する議案は、自治市民クラブの2名、日本共産党4名の反対。賛成多数で、可決されました。
「急いで、廃園を決めないでください」という市民の方からの請願は、議案が可決されているため、「みなし不採択」という扱いになり、審査もしません。
今年、4月時点でも70人の待機児童がいます。8月までに、60人のこどもが途中入所しているにも関わらずまだ、74人の待機児童がいます。
どうして、廃園が必要ですか?
栄保育所を廃園にすると、2500~3000万円の経費が浮く・・・と説明しますが、そのために、1100万円の国の補助金を返してまで、1900万円の解体費用まで市が負担して、建設させてあげるのは、なぜ?
そのために、玉突きの引越をさせ、わざわざ、市の事業を民間会社に年間3000万円の部屋代を支払ってまでするのはなぜ?
その民間会社は川西市が27%出資しています。
その会社の社長は、ついこの間まで、川西市の助役さんでした。
もちろん、退職慰労金なるものが出されています。
新しい民間園は、3歳未満児も保育経験がありません。選考委員会から、付帯意見がつけられています。「計画段階から、指導するように」
「国の補助金7500万円、申請のために急ぐから」と年末に、バタバタと公募をし、公募締め切りのその日に、選考委員会を開催するというすばらしいスピードで一気に進めました。
4つの法人が応募。
そのうち、2つの社会福祉法人の園長に保育士資格がないことが判明(応募要綱には記載されている)結局、学校法人が選定されたため、国の補助金7500万円はパ~。(社会法人しか使えないので)
そこまでして突き進むのはなぜ?
川西市は、一番最初の民間保育所の園長の件で大変なことがありました。そのことも含めて応募要項の中に資格等のことも記載されていたのに、「資格証明書」も添付させていないなんて・・・そのずさんさに「公募のやり直し」も追及してきましたが、つきすすみました。
当初は、「社会福祉法人」だけが対象でしたが、突然「学校法人」も加えました。
審議会の中でも「何でや?」という意見も出されていました。
一貫性のない進め方。
なぜ?
2億円の土地を3年間無償貸与にして、その後、2~4%で、貸してあげるのは、なぜ?
そもそも、公立5ヶ所・民間認可園3ヶ所の密集地に保育所は必要?
税金の使い方といい、子育て施策の計画のあり方も納得できないことばかり。
・・・でも、賛成多数で決まりました。
反対討論2人。
賛成討論ゼロ
ひとつの事業だけみていると「良い事業」。それを点でなく、線・面でみていくと・・・?
保護者の方も、市民の方も、職員の方も傍聴に来られていました。
保護者が絶対的な信頼を置いている保育所をつぶす必要がありますか?
廃園計画の発表があった日、「保育所に命を助けてもらった」と話をされた方があります。こどもだけでなく、すべて丸がかえの保育所。日々のつながりが信頼につながっています。
職員の方が、「良い保育」をされ、「子育てセンター」としての役割を果たしている保育所をつぶす必要がありますか?
40年の育児文化、市の建物。老朽化といいますが、十分使え、この間、壁も屋根もサッシもプールも床もトイレも改修しています。
築いていくのは、なみたいていのことではありません。
壊すのは、あっという間。
納得できない進め方、
税金の使い方、
決まっていく内容。
目に見える保育のメニューの項目や数字だけに振り回されないように。
こどもを育てていくのです。
人格を育てていくのです。
この子達が、この国を私達を支えていくのです。
こどもは、未来です。
安上がり・・・コスト論、精神論は許せません。
保育に携わる職員も人間ですから・・・。
私、あきらめません。
私、胸をはって言えます。
川西の公立保育所はすばらしいと。
そう、言い切れるほど、頑張ってきましたから(^^)