こども交付金…(-"-;)
この間、様々な川西市の審議会などが、目白押しです…できるだけ、傍聴に入り、意見を聞かせていただいています。
ちょうど、川西市の「総合計画10年」の後期計画が始まっているので、様々な計画の見直しが行われています。
川西市は、国の流れの影響を大きく受け、あまり「川西市独自」のものがないのが残念です。
そもそも、国が「財政難」を口実にどんどん、自治体に出すお金を減らしてきていますから、社会保障部門や教育は大きく影響を受けています。
先日、保育所関係の集会で「認定こども園」の学習会をしました。
「公立園」から「民間認可園」に・・・そして、とうとう、自治体の責任を放棄する「直接契約制度」を導入する「認定こども園」制度をごり押しでつくりました。
しかし、「直接契約による自治体責任があいまいになる問題」「正規職員の最低基準がひどい」などの規制緩和の問題が大きく、なかなか、全国で広がりません。
規制緩和は、「安上がり」を目指すためのものであるため、躊躇する自治体が多いためです。「民間認可園」の基準より、悪くなるのですから、民間からも「非難」の声が上がっています。
広がらない・・・ということで、国は、5月の「経済諮問会議」で、「認定こども園」を建設したら、「こども交付金」を渡す・・・という「飴」を提案。しかし、その「こども交付金」の財源は、既存の「保育所費」「幼稚園費」から出す・・・としています。
まさに、「啼かぬなら、啼かせてみよう・・・」の国。もちろん、経団連の圧力です。
「社会保障」を民間に私、自治体の責任を放棄させていく。「こども交付金」という素敵な名前をつけて、「保育所」「幼稚園」の予算を削る・・・なんて、ひどい内容でしょう。
本当に「少子化」を問題にするのなら、根本的な解決策・・・安心して結婚、出産できるための「所得保障」「子育て支援」「教育費の無償化」「医療費の無料化」などなどが必要ではないか・・・。
だいたい、少子化対策「エンゼルプラン」、「ゴールドプラン」高齢化対策で、福祉のための「消費税」をはじめて20年。
読みが甘い・・・というよりも、「大企業」の儲けのために、私達国民は「ごまかされている」ことに気づき、声をつながなければ・・・。
NHKの世論調査では、「福祉のためといわれても、消費税の増税反対」の声が51%
だいたい、「保育所」の話しをなんで、「経済諮問会議」なん?
こどもの人格を形成するために「保育所」「幼稚園」をより良いものにしていくならまだしも、悪くしていくなんて・・・ひどい。
「やらない」と、「無理やりさせるようにもっていく」やり方こそ問題。
こどもの育ちは、この国の未来を決める。
だから、「教育」「医療」は無償の国が多い。
なんでもかんでも「金儲け」の対象にしたら、あかん。
「企業」が儲かるために「規制緩和」するのやめて!
こどもの育ちが大切・・・費用対効果なんて言葉はそぐわない!!!